評価:4.5
使用中のタブレット端末が大容量のmicroSDカードを併用してもアプリの導入に限界が来たこと、動作のもたつきやテンポが遅れることに我慢が出来なくなって、安価でなおかつ快適に動作するタブレット『Lenovo TAB4 8 plus』を選びました。
今回買った商品はLenovo TAB4 8 plus
商品名 | Lenovo TAB4 8 plus |
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スペック・成分 |
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買ってみた結論をざっくり説明
- 値段の割に高性能(CPU 8コア2.00GHz/RAM 4GB/ROM 64GB)
- 値段の割に高級感有り
- (Lenovo製品なので)セキュリティリスクの懸念有り?
- 公式の復旧ソフトが役に立たない事例有り
- カスタムROM導入可能
買った理由(悩み)
以前はゲーム目的で購入したそこそこ快適に動作する高性能タブレットを使用していたのですが、そちらが壊れてしまい買い換えが必要になりました。
買い換えの時点で既に目的のゲームがサービス終了しており、タブレットでゲームをすることもなくなったため、多少低スペックでも構わないと思ったのでASUSのZenPad 8.0というタブレットを1万6千円程度で購入しました。
ところが実際に使ってみると予想以上に反応が悪く、多数のアプリを導入し使いやすい環境を構築する頃にはウェブ閲覧程度でもカクつくようになってしまいました。
ストレージ(ROM)は16GBしかなく、自分が必要とするアプリを導入すると容量を圧迫してしまいいくつか導入を諦めざるを得ないものが出てくる始末でした。
CPUも4コア 1.3GHz、メモリ(RAM)も2GBでお世辞にも快適な動作とは言えず、常駐アプリも多いせいかほとんどのアプリでタップから実際の動作まで1秒程度動作がとまるなんてこともしょっちゅうでした。
さすがに耐えきれなくなり、買い換えを考えることになったのです。
購入の決め手
『Lenovo TAB4 8 plus』を選んだ理由は以下の点です。
- 性能の割に安い(2万~2万5千円)
- メジャーな機種なので保護フィルムやケースなどの選択肢が多い
- 搭載センサーが多い
今は3~4万円出せばiPadが買えてしまうわけですが、私はAppleの思想が嫌いでApple製品を買うこととに抵抗がありました。
その他にもiPadのiOSだと制限が多く、こちらが意図した使い方が出来ないという理由があったので選択肢からは外れました。
ですが昨今Android OSを採用したタブレットは10インチのものが多く、持ち運びしやすい8インチサイズとなると選択肢がほとんどありません。
アメリカから排除を喰らったHUAWEIはGoogle Playが入っていませんし、ASUSも新たなタブレットを出しておらず、SamsungやSonyは高すぎるのでLenovoぐらいしかなかったのです。
NECのタブレットも選択肢にはあったのですが、ご存じの方もいるとおり今のNECのパソコンやタブレットの中身はほとんどがLenovo製です。
2万円でセンサーの多いLenovo純正を買うか、2万5千円でセンサーのほとんどが無効にされているがセキュリティリスクが低い(かもしれない)NECを買うか。
かなり悩みましたが『Lenovo TAB4 8 plus』を選ぶことにしました。
悪かったこと・デメリット
この機種には以下のようなデメリットがあります。
- 手帳型カバーと相性が悪い
- セキュリティリスクの懸念がある
- 純正のリカバリーツールが役に立たない可能性がある
いざ使おうとテーブルなどに置いてある本機を手に取ると、センサーが感知して自動的に画面がオンになる機能がありそこそこ便利です。
ただ手帳型カバーの多くはカバーを開くことでマグネット検知により画面がオンになるものが結構あり、これと上記機能がかぶってしまうのです。
本体を保護するのであれば手帳型カバーを使うのが良いのでしょうが、せっかくの便利な機能を一つ無効にしてしまうことになるので、カバー無しで使うほうが便利そうです。
Lenovoは中国企業である事に加え、パソコンで数度バックドアを仕込んだ疑惑(実績)があり、セキュリティを重視する人にはオススメできないメーカーに挙げられます。
NECの同じ機種だと思われるもののセンサーの多くが無効にされていることから、センサー周りの情報を取得している『可能性があるかもしれない』程度のリスクはあるでしょう。
本機は同じ機種でも前期版と後期版があり、搭載されているAndroid OSのバージョンなどが違います。
それぐらいなら問題ないのですが、純正復旧ツール『Rescue and Smart Assistant』を使って復旧すると個体によっては『Wi-Fi機能とBluetooth機能が死んでしまう』という事例が報告されています。
英語のコミュニティと私が購入した実機で確認しました(^-^; )
普通に使っている限り復旧ツールを使うことはまずないのですが、Rootを取ったりカスタムROMの導入を考えている人は気を付けた方が良いでしょう。
良かったこと・メリット
- センサーが豊富でさまざまなアプリで拡張機能が利用できる
- 指紋センサーの認識率が良い
- カスタムROMが公開されており、純正にはないAndroid 9や10ベースのOSが導入できる
センサーは『指紋センサー、加速度センサー、光センサー、近接センサー、GPS、GLONASS』に対応しており、アプリでそれらの機能を使えるものであればさらに便利になります。
私はOsmAndというカーナビアプリを愛用しており、必須であるGPS以外にも加速度、光、近接センサーが利用できるとより便利に使えるので重宝しています。
指紋センサーの認識率は手持ちのスマートフォンに比べると圧倒的に良く、指紋を登録する際にきちんと登録しておけば少々指が斜めに接触しても(体感9割)認識してくれます。
正しい向きなら9割9分認識してくれますので、認識が上手くいかずイライラすることはほとんどありません。
純正のアップデートではAndroid 8.0、導入済みなら8.1までの対応ですが、『LineageOS』という非公式のカスタムOSを利用することでAndroid 9や10相当の機能を利用することが出来ます。
LenovoがOSあるいはアプリレベルで何かを仕込んでいるのであれば、このOSを導入することでセキュリティリスクを低減することが出来るでしょう。
『LineageOS 16.0(17.1) for Lenovo TAB 4 8 plus』で検索するとダウンロードと導入方法が解説されているページを見つけることが出来ます。
ただ個体によっては背面カメラが動作しないという事例があります。
両カメラを頻繁に使うのでしたら導入はオススメしません。
反面、純正復旧ツールによるWi-FiとBluetooth使用不能からも脱出できるので、心配な方はいつでもLineageOSに乗り換えできるようにOEMロックを先に解除しておくと良いでしょう。
おすすめポイント
2020年11月1日現在、最安19800円程度で売られているので、性能と機能、本体の出来などを考えるとコストパフォーマンスは抜群です。
LineageOSというカスタムROMを導入して、Android 9や10などの新しい機能を利用したり、Root化して深いところまでいじって楽しむにはうってつけのタブレットです。
これが4万円もするような高額タブレットなら深くいじるのはためらってしまいますが、2万円で買えるのなら例え壊れても諦めがつきます。
セキュリティリスクの懸念はあるにしても重要なデータを保存したりウェブショッピングなどには使わず、ブラウジングやメディアプレイヤー、カーナビ代わりに使う分には問題ないでしょう。
Lenovoがバックドアを仕込んだとされるときも、NECのノートパソコンにまでは仕込んでいなかったので、セキュリティが気になる人ならばちょっと値段が上がりセンサーの数は減りますが、同じ性能を持つNECのタブレットをオススメします。
私の場合は当初の目的である『アプリを気兼ねなく導入できる容量』『常駐アプリが多くなってもサクサク動作する』という2点を満たしてくれたので、買って良かったと思いましたね。
SNSの口コミ
頼んだでタブレット来た。Lenovo tab4 8 plus。配達箱がでかい。 pic.twitter.com/LBV6vq7g4Z
— うほほ (@uhouho91) February 14, 2018
Lenovo TAB4 8 Plus
届いた!!画面綺麗!
動作サクサク!!
何よりこの丁度良いサイズがたまらない・・・
SDカードでストレージ増やせるのは
アップルにない強みダネ
電子書籍好きなだけ詰め込める(´;ω;`)ウッ… pic.twitter.com/A1czFC47BL— ゆきと (@yukito78) February 15, 2018
スペック見て一目惚れしたLenovo tab4 8 plus、我慢できずに購入。届いてからビックリ。まさかのデュアルシム且つ通話可能のファブレット。製品仕様に書いてなくて得した気分。#lenovo pic.twitter.com/hp2WYgtwpJ
— らすったま (@rasttama) December 28, 2017
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