今回はANEWKODIの無線LAN子機のレビューをしたいと思います。
無線LAN子機というと、通信速度や対応周波数帯、発熱、値段などで機種を選んでいると思います。Amazonで検索してみるとみるとたくさん出品されていますし(しかも似たような製品が多い…)、どれを買えばいいのかわからないという人もいるのではないかと思います。今回は無線LAN子機選びの判断材料となるようなレビューを目指していこうと思います。
パッケージ及び本体外観
パッケージと内容物
パッケージは写真の通りです。台紙はシンプルですね。
内容物は、無線LAN子機本体、アンテナ、ドライバインストール用CD-ROM、説明書、品質保証書です。
説明書は日本語で書かれています。少し日本語がおかしいところもありますが、画像付きでドライバのインストール方法がわかりやすいです。
ドライバインストール用CD-ROMです。無線LAN子機に使用されているチップが「RTL8811AU」というものなので、それに対応したドライバが入っています。
品質保証書には、連絡先などが書いてあります。
本体外観
黒基調のデザインです。メーカーロゴ下の穴は、LEDインジゲーター用のものです。USB端子には金メッキが施されているようで、金色です。
アンテナなしの状態では、およそ縦20mm、横45mm、高さ10mm程です。
アンテナは全長約110mmで、直径は10mmほどです。
重さは、アンテナ約8g、子機本体約5g、全部で約13.6gです。
アンテナを付けた状態だと、全長約145mmになります。
小型の無線LAN子機と比べると、装着時は出っ張ってしまいますが、大きさがある分、発熱しにくくなるので、使っている最中に熱で動作が不安定になるということはないと思います。
本体仕様
使用チップ | RTL8811AU |
対応チャンネル(2.4GHz帯) | 1~13ch |
対応チャンネル(5GHz帯) | 13/36/40/44/48/149/153/157/161/165ch |
設定方式 | WPS(ソフト/ボタン方式) |
暗号化方式 | WPA-PSK WPA2-PSK WPA2 |
無線規格及びデータ転送速度 | IEEE 802.11ac (5GHz/2.4GHz) 最大433Mbps |
IEEE 802.11n (2.4GHz) 最大150Mbps | |
IEEE 802.11g (2.4GHz) 最大54Mbps | |
IEEE 802.11b (2.4GHz) 最大11Mbps |
使用してみて
受信時
Windows10の場合
説明書にWindows10では差し込むだけで使用できるようになると書かれていました。差し込んでみると、「Realtek RTL8811AU Wireless LAN 802.11ac USB 2.0 Network Adopter」というデバイス名ですぐに認識され、子機本体のLEDインジゲーターが点灯しました。Wifiも2.4GHz帯、5GHz帯共に受信することができました。
Windows8/7/Vista/XP/2000の場合(ここではVista)
説明書通りに付属CD-ROMでドライバをインストールすると使えるようになりました。
画像の通りにクリックしていくとドライバインストール画面になります。
WindowsVistaでも2.4GHz、5GHzともに受信できました。OSがWindowsVistaのパソコンは、5GHz帯の通信に対応していなかったので、この子機で通信速度が上がったので良かったです。
Mac OS/Linux
MacOSは手元にないので確認はできませんでしたが、説明書通りにドライバをインストールすればできるようです。
Linuxでは、差し込んですぐに使えるというわけではなく、付属CD-ROMにもLinux用ドライバが入っているわけでもなかったので、自分でネットでRTL8811AUのドライバを探し、インストールする必要がありそうです。
アクセスポイントとして
Windows10ではモバイルホットスポット機能をONにするだけで、それ以前のWindows及びMac OSではインストールした「REALTEK USB Wireless LAN Utility」というソフトを使用することでアクセスポイントとして使用できます。こちらの場合は、2.4GHzでしか通信ができませんでした。(5GHzでも通信できるようにしてほしかった…)
発熱及び安定性
長時間使用してみましたが、大きさがある分、発熱はしますが手で触れるくらいの温度にしか発熱しませんでした。また、接続が不安定になったりすることもなく、快適にインターネットを楽しめました。安定性は十分だと思います。
まとめ
昔使っていたWindowaVista搭載のパソコンは、5GHz帯に対応していなかったので、今回の子機を接続することで、より早い通信速度で通信できるようになったのがよかったです。また、アンテナがついているため、今まで電波が弱かったところでも気にせず使え、発熱による動作が不安定になるといったこともなく、とても快適でした。
今回レビューした製品は、値段が1699円(2017年12月2日の値段)で、似たような製品がさらに安い価格で出回っています。ただ、こちらの製品は商品説明ページを見ると技適を取得しているみたいです。(認証番号:R: 204-720397)今は総務省のサイトに反映されていませんが… 他の製品は技適を取得しているとは記述されていないので、こちらの製品をおすすめします。この製品を5GHzに対応していないパソコンをお持ちでしたら、この製品のような5GHz対応の無線LAN子機を購入してみてはいかがでしょうか。
\ 11月24日限定 /