今回はCITUS社の空気清浄機のレビューをしたいと思います。
空気清浄機というと、病院に設置してあるような結構大型なもの、しかも高額な家電という認識しか今まではなかったのですが、今回の商品を知り、Amazonにて調べてみたところ、有名なメーカーではありませんが、安価でコンパクトな空気清浄機がたくさん販売されていました。
今回のものは比較的安価なので、空気清浄器がどんなものなのか自宅で試してみたいという方にはうってつけなのではと思います。
パッケージ及び本体外観
パッケージと内容物
パッケージ箱シンプルなデザインです。(箱潰れは気にしないでください)
内容物は、空気清浄機本体と説明書のみと、必要最低限のものだけが入っています。
説明書は日本語と英語で書かれています。若干日本語がおかしなところもありますが、十分読みやすい説明書かと思います。
本体外観
本体デザインはホワイト基調で、上面にブラック基調の操作用タッチパネルがあるのみのシンプルなものとなっています。側面にフィルターを介したきれいな空気が出る空気排出口があります。
タッチ式の操作パネルの使い心地は良好で、ボタンも3つしかないので操作は簡単です。ただ、タッチパネルは反応が悪いなどの初期不良が多そうなので、物理スイッチでも良かったような気がします。ちなみに、操作パネル状に「マイナスイオン」や「HCHO」などたくさん表示がありますが、マイナスイオンモードなどがあるというわけではなく、単にこんな機能がありますよというのを通知しているだけの飾りのようなものです。(こういう表示をたくさんつけることで、空気清浄機の使用者に、ちゃんと空気をきれいにしていますよと思わせられるのかもしれません。実際綺麗になっているのかは知りませんが)
シールには消費電力が5Wと記載されています。小型なので消費電力はこれくらいが普通なのでしょうか。消費電力が大きいと、寝ている間につけっぱなしにできないのではと思いましたが、そんな心配はいらないようです。
背面カバーは、プラスドライバーがあれば外すことができます。カバーを外すと空気清浄機のフィルターを交換することができます。
フィルター
空気清浄器といえば、フィルターが大きな役目を果たしていると思うので、少し詳しめにフィルターを見ていきたいと思います。
この製品の商品説明欄には、HEPAフィルター、活性炭フィルター、冷触媒がフィルターに使われていると書かれていました。調べてみたところ、フィルター表面にある白いろ紙のようなものがHEPAフィルターの様です。
HEPAフィルターとは何だろうと思い、調べてみたところ、JIS規格で「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」らしいです。要は多くの粒子を遮断できるフィルターらしく、空気清浄機のフィルターとして主流になっているそうです。
フィルターを光で透かしてみている画像を見ていただけるとわかりますが、六角形の仕切りの内側に、粒がいくつも入っています。おそらくこの粒々が活性炭で、六角形の仕切りと粒上の活性炭が活性炭フィルターだと思われます。活性炭は脱臭剤などで有名ですね。
問題なのは「冷触媒」というものです。冷触媒について調べてみても中国語のサイトしか出てきませんでした。商品説明欄によると「フィルター上の汚れをセルフクリーニングし、分解と再生を繰り返す。フィルター上の雑菌やウイルスの繁殖を抑えます。」だそうですが。
とりあえず、HEPAフィルターと活性炭フィルターがあるだけで空気清浄機としての役割は果たせそうなので、冷触媒に関しては目をつぶっておきます。
本体仕様
電源 | AC100~240V/50~60Hz |
消費電力 | 約5W |
サイズ | 約17×17×12cm |
本体質量 | 約794g |
適用範囲 | 約0~20㎡ |
使用してみて
電源ボタンをタッチするだけですぐに起動します。風量は小型なのであまりありませんが、そのおかげか動作音はうるさくありません。寝ているときに動作させていても苦にはならないと思います。
強モードでは、標準モードよりも若干動作王が大きくなりますが、それでもうるさくはありません。また、電源OFF用のタイマーを30分から5時間の間で5段階でセットすることができ、就寝時にタイマーをセットして使うこともできます。主に就寝時での使用を想定して作られているのでしょうか。
試しに1~2時間ほど使用し続けてみたところ、残念ながら、自分の家は空気清浄機が必要な家(花粉症などに悩まされている人がいる家庭)ではないので、効果がいまいちわかりませんでした。というよりも、「砂埃が家の中で舞っている」というわけでもありませんし、「近くに大きな道路があって、排気ガスが家の中の空気を悪くしている」というわけではないので、空気の変化を感じ取るほうが逆に難しい気がします。
ただ、フィルターを外して何か付いていないか見たところ、ほこりがしっかりとフィルターに付着していました。HEPAフィルターによって小さな粒子なども同様に遮断されていると思われるので、体感的にはあまり差がないと感じても、実際は効果があるのだろうなと思います。
動作時に側面から内部をのぞいてみたところ、紫外線LEDのようなものが点灯していました。このLEDは何の働きをしているのでしょうか。空気清浄機に関してはわからないことがたくさんあります。
まとめ
安価で小型なので、初めての空気清浄機として試しに買ってみたいという方や、空気清浄器を使いたいけど置き場所がないという方にはお勧めできそうな製品です。安い製品なので、フィルターの交換ができない使い捨て製品かと思いましたが、ちゃんとAmazonで交換用フィルターが発売されていました。操作のしやすさも、タッチパネルでかつ操作ボタンも少ないので、誰でも簡単に使用できます。フィルターとしての役割がしっかりしていることはわかるのですが、冷触媒が何なのか、空気清浄機内部の紫外線LEDのようなものの役割が何なのかがわかりません。なので、除菌効果があるのかはわかりませんが、微粒子やほこりの除去、脱臭には効果を表してくれるものだと思います。
\ 11月23日限定 /