今回は、Decoka社のノイズキャンセリングイヤホンをレビューします。
ノイズキャンセリングと聞くと、今までは高額なイヤフォンにしかついていない機能だと思っていましたが、Amazonにて検索してみたところ、4000~5000円で販売されているのに気が付きました。昔は手が届かなかったノイズキャンセリング機能も、今では頑張れば手が届く値段にまで下がっているのですね。
今回は安価なノイズキャンセリングイヤホンの中でも比較的安く、評価が高いDK100のレビューをしていきます。
パッケージ及び本体外観
パッケージ
パッケージやイヤホンの梱包方法は、他のイヤホンとほとんど変わりはありません。
付属品
付属品は、イヤホン本体、イヤーピース、イヤーフック、USBケーブル、収納ポーチ、説明書です。
説明書は8か国語で書かれていました。若干日本語がおかしなところもありますが、許容範囲内です。
本体外観
本体カラーは黒色です。ケーブルが太めなので、断線の可能性はあまりないと思われます。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)コントローラー表面には、LEDインジゲーターがついています。ANC起動時には緑色、充電時には赤色に点灯します。
Taotronics製のノイズキャンセリングイヤホン”TT-EP01”(現在は生産終了品?)とのANCコントローラーのサイズ比較をしてみると、面積的には同じくらいですが、今回レビューしているDK100の方が大きく見えます。丸形のコントローラーは収納時や使用時に置き場所に困ります。個人的にはTT-EP01の様な長方形の方が使いやすいなと思います。
本体側面には、ANCのON/OFFスイッチと、モニターボタン、充電用MicroUSB B端子があります。
コントローラー(ANCコントローラーでない方)は3つボタンがついており、上下2つは音量ボタン、真ん中のボタンはマルチファンクションボタン(通話の応答・終了や再生・一時停止ボタンとして働くボタン)となっています。
イヤホン部分にはANC用のマイクがついています。
イヤホン本体にはL,Rと記載されておらず、イヤーフックにのみL,Rが記載されているため、イヤーフックを取り付ける際はイヤホン本体にある穴を基準にして取り付ける必要があります。イヤーピースはめったに取り換えないので気にしませんが、できればイヤホン本体にどちらがL、どちらがRなのかを記載してほしいところでした。
プラグには金メッキが施されていました。また、L型プラグなので使い方には寄りますが、根元の断線にも強そうです。
本体仕様
ノイズキャンセリング | 最大28dB |
周波数レスポンス | 10Hz~22kHz |
インピーダンス | 32Ω |
最大動作時間 | 20時間 |
重量 | 33g |
使用してみて
使い勝手
ANCコントローラーが大きいので、コントローラーを持つ、あるいはどこかに置いた状態で使用しないと邪魔になってしまいます。ですが、邪魔になってしまうことを考慮してのデザインなのか、L型プラグであり、かつプラグからコントローラーまでのケーブルが短いので、スマートフォンでこのイヤフォンを使う際は、スマートフォンの背面に重ねることで、一緒にコントローラーを持つことができます。Amazonの商品説明の画像でも、スマートフォンの背面に合わせて持つという使い方をしていました。ANCコントローラーが大きいという問題は、使い方次第では気にしなくても済みそうです。
また、モニターボタンでモニターモードという、周囲の音を強調させる機能があるのですが、これは便利だと思いました。ノイズキャンセリングをONにしている際、誰かに話しかけられたり、アナウンスが聞こえたりしたときにモニターボタンを押すことですぐに周りの音を聞くことができます。「周りの音を聞きたいのであれば、ANC ON/OFFボタンでOFFにすればいいのでは?」と思う方もいると思いますが、スライド式のスイッチを操作するよりもボタンを押すほうが、ずっと楽に操作できます。ちょっとした工夫のようで、結構便利な機能でした。
音質
同じ価格帯である(販売終了していそうなので「であった」の方が正しいかもしれません)”TT-EP01”と聴き比べをしてみました。結果だけ言いますとあまり違いはありません。高音あたりは出ていますが、低音は高音ほど出ていない感じがします。中高音メインの曲を聴くにはいいイヤホンなのではと思います。強いて言えば聞きなれているTT-EP01のほうが若干はっきり聞こえる?という程度で、何日も使っていれば差はなくなるのではと思います。私の耳が鈍感で小さな違いに気づけなかったという可能性も十分ありますが、おそらく同価格帯のノイズキャンセリングイヤホンは、ノイズキャンセリング機能を売りにしているので、音質が大きく異なることはないと思います。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリング機能は、ノイズキャンセリングが初めての方や、4000~5000円台のノイズキャンセリング付きイヤホンを使っている人には十分満足できる性能なのではと思います。ノイズキャンセリング使用時は若干ノイズがありますが、音楽を聴いたりしていれば気になりません。まわりの騒音はほとんど聞こえなくなりますし、個人的には十分です。
まとめ
ノイズキャンセリング機能は個人的に十分な性能でした。同価格帯のノイズキャンセリングイヤホンはAmazonを見るとたくさんありますが、どれも同じような性能だと考えられますので、どれを購入してもはずれはないのではと思います。ノイズキャンセリングをまだ体験したことがない方は、お金に余裕がありましたら、ぜひ試していただけると良いかと思います。DK100は、ANCコントローラーが大きいといった難点もありますが、使い方に慣れてしまえば気になりませんし、L型プラグで断線しにくかったり、モニターモードも便利だったりと、利点のほうが多い製品です。なので、個人的にお勧めしたいと思える製品です。
\ 11月22日限定 /