今回はMGCOOLのアクションカメラをレビューしたいと思います
アクションカメラはネットで調べると多くの企業から販売されているようです。どの製品もほとんど仕様が同じなので、値段で決めているのではないかと思います。今回はアクションカメラを購入するときの参考になるようにレビューをします。
パッケージ及び本体外観
パッケージと内容物
パッケージは黒の化粧箱にメーカーロゴが入っているだけのシンプルなものです。
内容物は、カメラ本体、防水ケース、カメラブラケット、クリップ、自転車スタンド、防水ケースとアタッチメントをつけるアダプタ、ヘルメットベース、説明書があります。
防水ケースです。ボタン部分や蓋の部分にパッキンがついており、防水は性能はありそうです。水道で水をかけてみましたが、ケース内部への浸水はありませんでした。Amazonの商品説明には水深30mまで大丈夫だと書かれていますが、水深30mもある場所は近くにないので試せません。ですが、雨に濡れたり、水たまりに落としたりする程度であれば、中に浸水することはまずないと思います。
付属しているUSBケーブルは、USB A端子~MicroB端子に変換するものです。データ通信ができるものです。
バッテリーは2つ付属しており、一つは既に本体に内蔵されているもので、もう一つは予備バッテリーとして付属していました。中華製品は、バッテリーの寿命=製品の寿命となってしまうことが多いので、予備バッテリーが付属しているところが良いと思いました。バッテリーは3.5V1050mAhのものです。
クリップです。ですが、防水ケースに取り付ける穴がないので、使い方がわかりません。
カメラブラケットです。
自転車用スタンドです。
ヘルメットべースは2つ付いており、片方は中央にねじ穴がついており、片方は中央に穴が開いているだけのものです。
アタッチメント用のアダプターです。
本体外観
本体は黒基調のデザインです。Amazonでよく見かける激安アクションカメラとデザインはほぼ同じです。(というよりもメーカーが付属品やカメラのUIを変えて売っているだけで、カメラ自体は同じ製品を売っているのかもしれませんが…)
カメラの前部分に電源ボタン兼モード切替ボタンがついています。背面は液晶ディスプレイがついています。
本体上面には、青色のLEDインジゲーターと決定ボタン兼シャッターボタンがあります。
側面には、選択ボタンやスピーカー、マイク、MicroUSB端子、MicroHDMI端子、MicroSDカードスロットがついています。端子部分を見る限り、カメラ自体には防水性能はないようです。カメラ本体を水で濡らしてしまうことは避けましょう。
本体下面にはバッテリーを接続するスペースがあります。バッテリーカバーは取り外しにくく感じました。
本体仕様
ディスプレイ | 2.0インチ TFTスクリーン |
CMOSセンサー | SONY IMX 179 |
CPU | Allwinner V3 |
動画解像度 | 4K 30fps |
2.7K 30fps | |
1080P 60fps/30fps | |
720p 120fps/60fps/30fps | |
画像解像度 | 2MP/5MP/8MP/12MP/16MP |
動画フォーマット | MP4 |
画像フォーマット | JPEG |
インターフェース | MIcroUSB/MicroMIDI/MicroSD(最大64GB) |
寸法 | 横59mm×縦41mm×高さ29mm |
重量 | 55g |
使用してみて
このアクションカメラには、動画撮影モード、写真撮影モード、スローモーション撮影モードがあります。動画撮影モードでは、4Kの動画を撮ることができます。(フレームレートが28fpsくらいになりますが)また、スローモーション撮影では、1080p 60fpsと720p 120fpsのどちらかで撮影ができます。
試しに山へ登って短い動画を撮ってみました。(動画のファイルサイズを考慮して、録音機能をOFFにしていたので、音はありません。)手で持ちながら撮影したため、手ブレがあります。ご了承ください。
まずは1080p 60fpsの動画から
続いて2.4K 30fps
続いて4K 30fps
続いて720p スローモーションです
スローモーション動画ファイルのプロパティを見たところ、フレームレートが120fpsから大体30fpsほどに落ちていたので、動画速度はおおよそ0.25倍にされているのだと思います。
最後に、画像撮影モードで撮影した画像を載せておきます(16MP)
写真や動画を見てもらえれば分かる通り、このアクションカメラには、魚眼レンズが搭載されているので、広い範囲を撮影することができます。
他に、設定から車載モードやタイムラプスモード、回転モードに設定できるようですが、回転モードはただ映像を反転しただけのものなので、注意が必要です。カメラを逆さまにして撮影したなどで、映像を回転させたいのであれば、パソコンに取り込むなどして編集する必要があります。また、Wifiを試しに接続したところ、接続が不安定になることもなかったので、使いこなせれば便利だと思いました。
日本語への翻訳が中途半端なところが多く、所々漢字がおかしいところがあります。「露出」が「暴露」になっていたりしています。
まとめ
Amazonを見ると、安いアクションカメラがたくさん販売されているので、どれが良いというのは言えませんが、(製品としては全部同じかもしれませんし…)どの製品もアクションカメラとしてしっかり働いてくれると思います。今回レビューしたアクションカメラも、安価なものなのであまり期待していませんでしたが、しっかり4K画質で動画を撮影してくれ、フレームレートも偽りがありませんでした。回転モードが役に立たないことや、日本語がおかしい部分もありますが、全体的にみれば十分高性能だと思います。安価な製品なので、カメラを落としたり水没する危険のある場所での撮影も気軽にできるのも良い点です。高額な製品を購入して丁寧に扱うのも良いのですが、故障や紛失の心配をしなくて済む安価な製品をひとつ持っておくのもいいと思います。”アクション”カメラですから、このカメラの利点は故障などを気にせず撮影できることなのではないでしょうか。
\ 11月23日限定 /
こんにちは。MGCoolのレビュー拝見しました。
ひとつ確認というか質問なのですが、本体設定の「画像回転」というのは、画像が左右反転つまり「鏡像」になる、という理解でよいのでしょうか。
自分にとっては鏡像が必要な時があり、設定で鏡像が出せればありがたいので質問しました。ご回答いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
レビューを閲覧していただき、ありがとうございます。
画像”回転”とある通り、出力される画像は上下左右反転します。左右反転のみにしたい場合は別途パソコンなどで映像を加工する必要がありそうです。
宜しくお願い致します。
返信ありがとうございました。上下左右反転ですか・・・謎仕様ですね。
上下と左右で別個に設定できればもっと実用的になるのでしょうが。
先日は返信ありがとうございました。その後、自分も同等品のカメラを購入しました。
EletecProという、このMGCool同様「画像回転」で上下左右が逆像になってしまう、とレビューのあったモデルです。自分にとってはまさに欲しい挙動をするモデルでしたので、購入し喜び勇んで「画像回転」にチェックし撮影したところ、上下は反転しましたが、左右は反転しませんでした。
どうやら左右逆像になるのは初期ロットのバグで、現在発売中のものは修正されているようです。自分にとってはがっかりです・・・w
おそらくMGCoolも発売中のものは修正されているのではないでしょうか。
コメントありがとうございます。
上下左右反転してしまうのはバグでしたか…
本来はカメラを吊り下げた状態でも撮影できるようにするための機能だと思うので、上下のみ反転に改善されているのは嬉しいですね。ただ、不良ロット用のファームウェアの配布は行われていない気がするので、このカメラは上下左右反転のままになりそうですが…
上下左右反転という機能を必要とする人がいるというのには驚きましたが、特殊な機能を必要とする人もいるんだと捉えておきます。
パソコンなどで編集すれば、面倒だとは思いますが、上下左右反転にできると思います。