今回はMinMart製のモバイルバッテリーをレビューしたいと思います。
円柱型であったり、薄型であったりと、小型のモバイルバッテリーはたくさん売られていますね。USB端子で出力することができ、ちょっとした遠出などでは持っていると何かと重宝しますが、たまにAC出力を必要とする機器(ACアダプタから出ないと充電できない製品やノートパソコンなど)が充電できたらいいなと思うときがあります。(自分だけかもしれませんが….)
AC出力機能付きともなると、ポータブル電源の部類に入ってしまうのかもしれませんが、AmazonでAC出力のできるモバイルバッテリーについて調べてみたところ、今回の製品が販売されていたので、これからレビューしていきたいと思います。
パッケージ及び内容物
パッケージ
パッケージはシンプルな段ボールで、メーカーロゴなどもありませんでした。
内容物
内容物は、モバイルバッテリー本体、ACアダプター、ACコード、変換プラグ、説明書です。
ACアダプタはノートパソコン用のACアダプタみたいな大きさです。
ACアダプタのコード根元付近はコードが細いせいか断線しやすそうなので、コードに負荷をかけないようにする必要がありそうです。できればもう少し丈夫に作ってほしかったなあと思います。
日本で使う際には、ACコードに変換プラグをつける必要があります。変換プラグは付属しているので、取り付けるだけで大丈夫です。
説明書は英語で書かれていますが、Amazonで購入した後日本語版の説明書がメールで送られてきます。MixMartのサポートセンターにメールで連絡しても対応してもらえそうです。
本体外観
本体外装はポリカーボネートとTPU素材でできており、黒基調のデザインです。ポリカーボネートですからヒビや割れには強そうですね。長時間本体に触ることはないのでいらない情報かもしれませんが、本体の触り心地はなめらかで好印象です。ただべたべた触っていると手垢が目立ちますね。
重さは621gとモバイルバッテリー基準で考えると重たいのですが、パソコンなどに電力供給ができると考えると比較的軽いほうなのではないかと思います。
サイズは約182*130*29mmで、持っているときの感覚としては本を持っている時の感覚に近いです。
大きくてある程度の重さがあるので、バッテリー保護回路や逆流保護回路などの機能がいろいろ搭載されているんだろうなという安心感はありますね。軽いと本当にバッテリー容量が足りているのか不安になりますし。
表面にはバッテリー残量表示のできるLCDがついています。バックライト付きなので見やすいですが、LCDが小型なので文字は小さめです。また、LCDの隣には電源ボタンがついています。
本体側面には、USBポートとACコンセント、LEDライトとAC出力スイッチがついています。コンセントにはほこりなどから守るカバーがないので、使用前にはほこりがたまっていないか注意する必要があります。また、USBポートは最大5V3.1Aで出力ができるので、ある程度の速さで充電ができそうです。
AC出力用のスイッチは結構硬めで、爪でスイッチをスライドさせないと動きません。勝手にスイッチが入らないように硬めにしてあるのかもしれませんが、操作しにくいです。もう少し操作しやすくしてくれればなあと思いました。
LEDライトは比較的明るく、夜の散歩でも使用できるのではないかと思えるほどの明るさです。(モバイルバッテリーをもって散歩をする人はいないと思いますが)このLEDライトは災害時にも役立ちそうな補助機能ですね。
こちら側の側面にはUSBポート2つとDC入力端子があります。モバイルバッテリーに充電するときはこのDCジャックから付属のACアダプターで充電します。
本体仕様
バッテリー容量 | 24000mAh |
USB出力電圧/電流 | 5V/3.1A(MAX) |
AC出力電圧/電流 | 100V/2.6A 修正波 |
AC定格電力 | 85W |
AC出力周波数 | 60A |
重量 | 643g |
サイズ | 7.3*1.2*5.1 inch |
使用してみて
充電性能
メーカー曰く、「iPhone 6Plusにて約8回、iPadにて約3回、S7にて約7回充電可能。」とのことですが、今回はXperia Z5 compact(バッテリー容量2700mAh)とAQUOS R(バッテリー容量3160mAh)の2機種で充電回数の確認をしてみようと思います。
端末名 | フル充電回数 | 備考 |
Xperia Z5 compact | 6回 | 7回目は17%まで充電できました。 |
AQUOS R | 5回 | 6回目は27%まで充電できました。 |
ここから電池容量を考えてみると
Xperia Z5 compactの場合、2700mAh*6回+2700mAh*0.17(%)=16659mAh
AQUOS Rの場合、3160mAh*5回+3160mAh*0.27(27%)=16653.2mAh
スマートフォンの電池性能のことを考えると、充電回数からわかるバッテリー容量は、大体16500mAh位となります。充電時には充電用回路による電力消費があるので、充電効率は単純計算で68.8%ほどとなります。大体のモバイルバッテリーは充電効率が60%~66%らしいので、68.8%というのはなかなかいい数値なのではないかと思います。
メーカーが公称している回数は、24000mAhという値から計算しているので回数が少し多めになっています。本当はもっと少ない回数しか充電できないので注意してください。
使用感
AC出力があるとACアダプタや消費電力が少なめの電化製品が使えるようになるので、便利ですね。デスクライトぐらいならこのモバイルバッテリーで動かすことができますし、ノートパソコンへの充電もこれでできますから、ちょっとした遠出でもノートパソコンのバッテリーを気にせずに使えて便利です。
まとめ
厚みのある本みたいな大きさのモバイルバッテリーですが、容量は十分ですし、何よりAC出力ができるのがとても便利です。モバイルバッテリーは、バッテリー容量を偽って販売されていることがマイナーなメーカーでは多くあります。今回のモバイルバッテリーは簡単な検証で導いた値ですが、USB出力は約68%と充電効率が高く、電源のバッテリー容量なども信頼できる製品だと思います。
改善してほしい点を挙げるならば、付属しているACアダプタのコードが曲げに弱そうなので、もっと太めのコードに変えてもらいたいことと、AC出力用スイッチをもう少しスムーズに切り替えができるように改良してもらいたいなと思いました。
旅行だけでなく災害時の充電器代わりにも使えるので、一台持っているだけでも結構旅先での生活が変わると思います。ただ、出力はポータブル電源ほどではないので、キャンプなどで簡易的な電源としても使いたいという方には物足りないと思います。ある程度の消費電力がある家電製品にも使えるような電源が欲しい時には、ポータブル電源をお勧めします。
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