今回はGearBest様より提供していただいた、Onda V80をレビューしたいと思います。
タブレットを購入するとき、日本国内ではなく、海外に目を向けると、とっても安いタブレットがたくさん販売されていたりします。私も、以前購入した「Teclast X80 Pro」というタブレットを持っていますが、今回新たに「Onda V80」というタブレットを入手したので、レビューしたいと思います。
パッケージ及び本体外観
パッケージと内容物
白色基調のデザインの、紙製のパッケージでした。紙製ですが、結構丈夫です。
内容物は、タブレット本体、説明書2枚、USBケーブル、
中国語の説明書
英語の説明書
説明書は英語で書かれているものと中国語で書かれているものがありました。見たところ中身は同じようです。説明書といっても、ONDA製のタブレット全種類に対しての説明書なので、詳しくは描かれていないようです。あくまで基本操作のみが書かれた説明書です。
USBケーブルは、USBMicroB端子に変換するもので、データ通信にも対応しているものです。30㎝くらいの長さがあります。
製品合格証の小さい紙が入っていました。
本体外観
背面は白色のプラスチックでできています。高級感はありませんが、耐久性はある程度ありそうです。放熱面であまりよくなさそうですが、CPUが大したことないので発熱があまりないのかもしれません。
Teclast X80 Proとのボディ比較(左がX80 Pro、右がV80)
背面の感触はTeclast X80 Proとほとんど変わりません。デザインも、メッシュが少し異なるだけです。中華タブレットは似たようなボディをするのが普通なのでしょうか。
背面上部に200万画素のカメラがついています。黒い部分の面積が横長に伸びていますが、センサーなどがついているわけではありません。
ディスプレイ側は、普通のタブレットと変わりなく、黒色の枠の中に8インチの液晶があります。ディスプレイは解像度が1920×1200とX80 Proよりも解像度が高くなっています。また、ディスプレイの明るさを最大にしたとき、V80のほうが明るくなっています。おかげでX80 Proよりも色が鮮やかに見えます。画面の綺麗さには満足です。
ディスプレイ側から見て右側面には電源ボタンと音量調節ボタンがあります。プラスチックなので安物感ありますが(実際に安物ですが)、押してみた感じスイッチの陥没などはしなそうです。音量-ボタンと電源ボタン同時長押しでスクリーンショットが取れます。
本体上面にはイヤホンジャック、USBMicroB端子、DCジャックの穴みたいなもの、スピーカーがついています。DCコネクタがさせそうな穴がありますが、これが何なのかは説明書にも書いてありません。
本体左面にはMicroSDカードスロットがついています。これはX80 Proと配置が似ています。
本体仕様
CPU | Allwinner Quad Cores A64 1.3GHz,64bit |
GPU | Mail400 MP2 |
RAM | 2GB |
ROM(ストレージ) | 16GB |
OS | Android7.0 |
対応ネットワーク | 2.4GHz WiFi,Bluetooth4.0 |
カメラ | 外カメラ:2.0MP 内カメラ:0.3MP |
ディスプレイ | 1920×1200(WUXGA) 8インチ液晶 |
使用してみて
日本語に対応
初回起動時は英語ですが、簡単に日本語に言語を変えることができます。
設定アイコン(歯車のアイコン)をタップし、設定画面を開いて、「Language&input」をタップします。
次に一番上のLanguagesをタップします。
次に「Add a language」をタップします
この一覧の中から「日本語」を探してタップします。
おそらく英語を使うことはあまりないと思うので、右上のメニューボタンから「Remove」をタップします。
「English」を選択して削除すれば日本語化できます。
少し触ってみて
操作している動画 実際はもう少しカクツキがあります。
少しいじってみるとわかるのですが、性能の良いスマートフォンを使っている人から見ると、結構カクツキがある感じがします。スワイプするとなめらかに画面が動きません。値段的にはこれくらいが普通なのかもしれません。アプリを起動するときや、画面切り替えのレスポンスも少し遅めです。
ディスプレイのマルチタッチは5点まで対応しています。安いので指一本まででしか操作できないのではないかとお思いましたが、マルチタッチにはしっかり対応していました。
動画視聴
YouTubeで動画を視聴してみると、画質が480pまでであれば普通に見ることができます。ただ、720p以上にするとカクツキが発生して、見ているとストレスが溜まります。(720pでも普通にみられる時もありますが)イヤホンをして確認してみましたが、音ズレはなさそうです。動画視聴用の端末にはなりそうかなといった感じです。
ペイントソフトを使う
「ibisPaint X」というペイントソフトを使ってみると、シャッっと払って直線や曲線を描こうとすると、指先またはペン先が離れてから直線が描かれるほどの遅延があります。お絵かき用の端末にはあまり向いていないと思います。
ベンチマーク
Antutu
Antutu Benchmarkのスコア
Antutu3Dには対応していなかったので、GPU以外の結果を載せておきます
GeekBench
GeekBench CPUベンチマーク結果
GeekBench GPUベンチマーク結果
GFXBench GL
GFXBench GL スコア
CPU-Z
CPU-Z SoC画面
上のベンチマークのスコアから、性能面ではあまり期待できないことが分かります。起動して少しいじるだけでも、スペックが低いことはわかりますが。昔のタブレットにはYoutubeを起動しても少し動画視聴するだけでアプリが落ちてしまうくらい低スペックなタブレットがあったので、それよりは優秀な製品です。高い製品には劣るところが多いですが、値段相応といったところだと思います。
まとめ
値段はとても安く、画面がきれいなのは良いのですが、スペックが低いせいで画面の良さを生かし切れていない気がします。せめてYoutubeで画質が1080pの動画であっても快適に視聴できるくらいのスペックが欲しかったなあと思いました。ペイントも遅延が結構あるので、簡単なお絵かきくらいしかできそうにないです。このタブレットの使い道は、子供用のタブレットとして使うか、動画視聴用(最高画質以外で視聴)に使うくらいでしょうか。ほかにも使い道はあるかと思いますが、とりあえず思いつくものがこれくらいしかありません。
Onda V80を買うならば、Onda V80 SEやOnda V80 Plusを買ったほうが、CPUにIntel Atomプロセッサーを搭載しているので、動画視聴やペイントソフトを用いたお絵かきなども快適にできるかと思います。なんでもいいから安いタブレットが欲しいという方は、ぜひOnda V80を検討してみてはいかがでしょうか。(ドン・キホーテでもっと安いタブレットが販売されているようですが、それよりもはるかに快適に動くので、コストパフォーマンスはV80のほうが高いと思います。)
そして、このタブレットはAmazonなどでは買えず、今のところGearBestからしか買えません。(Onda V80 SEやOnda V80 PlusなどもAmazonでは今現在取り扱っていない模様)中華タブレットは、GearBestのほうが基本的に安く買えるので、時間に余裕のある方は、GearBestからの購入を考えてみてはいかがでしょうか。
商品説明ページへのリンクを下に貼りますので、V80の公式の商品説明や商品画像が見たいという方はぜひご確認ください。
GearBest Onda V80(V80の詳細が見たい方はこちら)
GearBest公式HP(GearBestのサイトが見たい方はこちら)
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