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【レビュー】大光量かつ小型なライト IMALENT DM70

今回はIMALENT社のLEDライトである「DM70」をレビューしたいと思います。

IMALENT DM70

IMALENT製のライトのレビューは、以前レビューしたBG10につづいて2度目になります。IMALENT社はAmazonで出品されている商品を見る限り、他社を圧倒するような明るさと多機能を追求しているメーカーのようですね。今回のライトも、ライト本体の大きさを抑えつつもXHP70.2というLEDを採用した非常に明るいライトとなっています。

パッケージ及び内容物

パッケージ

IMALENT DM70パッケージ

 

内容物

IMALENT DM70内容物

内容物は、LEDライト本体、21700リチウムイオンバッテリー、ホルスター、ストラップ、MicroUSBケーブル、クリップ、予備Oリング、説明書です

21700リチウムイオンバッテリーはIMALENT製の3.6V 5000mAhのものです。電池自体に充電機能を搭載しているようで、充電用のMicroUSBポートが搭載されています。本体小型化のために本体には充電機能をつけず、バッテリーのほうに充電機能を付けた感じでしょうか。

ホルスターはほつれや切れなどもなく、千切れる心配はなさそうです。試しに引っ張ってみましたが、縫い糸が切れるような様子はありませんでした。

ライトをホルスターに収納しているときに、ライトのスイッチが入ってしまうのではないかと思いましたが、ライト本体のスイッチの高さが低く、出っ張っているわけではないので、誤点灯の心配はなさそうです。どうしても心配な時は、スイッチがホルスターの側面側に来るようにするか、ライト本体のロック機能をONにすれば安心です。

IMALENT DM70ストラップとクリップ

ストラップはストッパー付きのものです。他社の小型のライトにもよく付属しているような一般的なものです。クリップも付属していますが、ライト先端部の放熱用の出っ張りが比較的大きく、クリップ止めでポケットに入れたりすると、出っ張りが体に当たって違和感を感じてしまうので使うことはほとんどないかなと思います。個人的な意見ですけど…

本体外観

黒基調でスイッチに青色を使ったデザインです。小型で長さが短く、頭でっかちなライトですね。
ライトの外観や仕上がりには特に異常はありませんでした。メーカー不明の安物ライトではありませんので、傷があったり、バリが残ってたりといった中途半端な仕上がりではなく、塗装もしっかり行われています。
なお、塗装はメーカー品ライトでは定番のHA3塗装のため、よほどのことがない限り塗装禿は起こらないでしょう。

IMALENT DM70分解時

本体はヘッドとチューブ、テールキャップに分けることができます。購入直後は、ヘッド側をひねってヘッドを外し、絶縁フィルムを取り外す必要があります。

テールキャップには磁石がついており、壁に貼り付けたりして使用することができます。磁石内臓なので、ライト本体を精密機器や磁気カードと一緒に置いておくのは避けたいですね。カバンに入れるときは注意が必要です。

ライトのスイッチはヘッドの側面についています。スイッチにはLEDが内蔵されているため、半透明の窓がついています。理由はわからないのですが、このLED用の窓は回転できるようになっており、これを回すとざらざらした表面の金属がこすれあった時のシャリシャリ音が鳴ります。

スイッチの反対側には、オレンジ色に点灯するサイドライトがあります。光量は、上記の画像のようにあまりありません。キャンプなどでテントの中で過ごすときの常夜灯として使うのでしょうか。Amazonの商品説明によると、この色の光はリラックス効果やメラトニン分泌効果があるようです。青色光はメラトニンの分泌を阻害するようなので、青色光を含まない赤~オレンジ色の光は睡眠時にやさしいものなのでしょう。多分ですが

ヘッドの中央にある大きな黄色いものは、白色LEDであるCree社のXHP70.2です。Cree公式サイト XHP70.2(英語サイトです)
XHP70.2は最大光束4292lmのLEDです。今回のライトDM70は最大4500lmであるらしいので、ターボモードではLEDを定格を超えて動作させているのかもしれません。(定格超えでLEDを動作させる方法もあるようです)

リフレクターはオレンジピールリフレクター(以下OPリフレクターと略します)で、適度に周囲を照らすことができます。OPリフレクターはメーカー品の懐中電灯ではよくあるリフレクターなので特にすごいということはありませんが、表面がつるつるの鏡面リフレクターよりも光がいい感じに拡散してくれるので使いやすいです。

仕様

使用LEDCree XHP70.2
モードTurboモード 4500lm→1200lm 3+112min
Highモード 2500lm→1200lm 3.5+118min
Midモード 1200lm 2h10min
Mid-Lowモード 300lm 5h50min
Lowモード 30lm 180h
サイドライト 210h
ストロボモード
最大到達距離306m
耐衝撃性1.5m
防水性能IPX-8(水深2m)
本体材質HA3アルマイト処理済アルミニウム
重量160g(電池込み)
サイズ115mm(全長)*33mm(ヘッド直径)*25.6mm(テール直径)
使用電池21700リチウムイオンバッテリー1本

使用してみて

明るさ

Midモード以上のモードでは明るさが1200lmを超えるので、明るすぎて日常生活で使う明るさではないですね。対向車の迷惑になるかもしれません。300lmであるMid-Lowモード以下での使用が普段使いとなりそうです。Mid-Lowモード以下ではランタイムが十分あるので、充電回数も少なくできそうです。

以下、屋外での照射画像です。
コンパクトデジタルカメラにて”F値3.5、露出時間1/2、ISO速度100”にて撮影しました。また、ライトを手で支えて撮影しているため、画像にブレがあります。ご了承ください。

近距離照射画像

中距離照射画像

中距離照射では、前方奥にある木を照らしています。

配光

リフレクター特有の配光ですね。中央は明るく、周辺は適度に照らしています。
ズーム式などのライトはスポット状態やワイド状態などを自由に調節できますが、スポット時は周辺光がなくなり、ワイド時は遠くを照らせなくなりますよね。そんな理由で私はリフレクターのライトがいいなと思っています。

水平照射

左側のライトはThrunite Archer V3、右側のライトがDM70です。ヘッドがArcher V3より大きいため、近距離ではDM70のほうが照射範囲は広いです。照射範囲の外側は青っぽい色になっています。

 

充電

充電はライト本体に充電機構を搭載していないため、毎回バッテリーを取り出して充電する必要があります。比較的ランタイムが長く、充電を何度もすることはないと思うのでこの点は妥協できます。しかし電池にケーブルを指して充電するのは、発熱や爆発などの安全面は大丈夫かなと心配になります。

充電しているときは、リチウムイオンバッテリーの+端子側が上記の画像のように赤く点灯します。充電完了時は緑色に点灯します。

電池の残量が減少すると、スイッチ内部のLEDインジケータが赤く点灯するようなので、充電のタイミングは気にせずともわかるようです。

 

サブ機能(サイドライトなど)

サイドライトの明るさは睡眠用に考えられているだけあって暗いと思います。常夜灯みたいに明るいわけではなく、何かを照らすのにサイドライトを使うことはできません。寝ているとき、すぐそばに本体を置いて使用するためのライトという感じです。あっても損はしない機能なので、気休めにはなりそうですね。

IMALENT DM70LEDインジケータ

スイッチ部の緑LEDインジケータは必要な時には役に立つ機能だと思います。暗闇の中、ライトがどこにあるかわからないとライトを持っている意味がありませんので、私は必要になりそうなときを予想してインジケータをONにするようにしています。

テールキャップの磁石は使う場面はあまりないかなと思っています。磁石でくっつけて使うライトはヘッドが横を向いていて(L字型のようなライト)、ライトに対して垂直方向に照らすことができるものであるというイメージが染みついているので、今回の製品のように壁に垂直に照射するライトは磁石でくっつける必要性がわかりません…
使い方次第では磁石を有効活用できるのでしょうけれど、今の私には思いつきませんでした。

まとめ

今回のライトの特徴は、タイトルの通り小型でかつ大光量であることでした。大きさ的にはAmazonなどでよく見かける最大1000lm前後のLEDライトと同じくらいですが、明るさは全く違いますね。人に迷惑をかけない範囲で光で遊ぶことができそうです。

サブ機能に関しては、オレンジ色のサイドライトはあくまでおまけ程度です。スイッチ部の緑LED発光機能は何かと役に立ちそうなのでいい機能だと思います。ON/OFFも自分でできますので、電池が消耗を心配する必要はありません。テールキャップのマグネットは、ライトの照射方向の観点から、あまり使用しないかなと思います。使い方次第で便利になりそうですが…

問題点としては小型であるがゆえに、明るいモードではヘッド部分がすぐに発熱してしまい、長時間点灯できないことです。Mid-Lowモードの300lm位であれば長時間の点灯も問題なくできますが、それ以上は厳しいです。

話が逸れますが、ライト全般で言えることとして「明るさにつられて購入するのはやめたほうが良い」ということが挙げられます。基本的に最大光量をキープできるわけではありませんし、18650バッテリーを一本しか使わないような小型のライトであれば、明るさ最大のモードではすぐに光量が落ちてしまいます。長時間明るい状態を保ちたいと考えている方は、より容量の大きなバッテリー(26650など)を使っているLEDライト、あるいは大容量バッテリー内蔵型の大型のLEDライトを購入すべきです。

 

IMALENT公式サイト(英語サイト)

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