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Olight M3XS-UT 用途限定?遠方照射型LEDライト

今回レビューするライトはOlightのM3XS-UT JAVELOTです。

Olight M3XS-UTのレビュー

このライトを手に入れたのが結構昔になるので、Amazonなどで探しても取り扱いが終了しているところが多いようです。ですが、参考にならないことを承知でレビューします。

このライトは、製品名に「JAVELOT」(英語でジャベリン)とあるように、照射される光も槍のように遠くまで届くという素晴らしい製品です。M3XS-UTは18650バッテリーを2本使用するので、本体も比較的長めです。

Amazonなどで安く売られている、明るさ詐称の遠方照射系のライト(例えばズーム式と製品名にあるようなもの)に向いているものがいくつかありますが、このライトは使用するLEDもLEDからの光を集めるリフレクターも遠くを照らすように設計されたライトなので、安物とは全く違います。

Olight M3XS-UTのパッケージ及び内容物

パッケージ

値段が高いライトなので、パッケージがなかなか凝っています。LEDライトなんて、紙箱やプラスチック製の開封しにくいものであることが多いので、このパッケージだけでテンションが上がります。パッケージがそのままケースとして使えるようになっているおかげで、持ち運びがしやすくなっています。

付属品

Olight M3XS-UTのレビュー内容物

内容物は

  • ライト本体
  • エクステンションチューブ(延長アダプタ)
  • 充電器(OMNI-DOK)
  • ACアダプター
  • 予備Oリング

ちなみに私が持っているものは18650電池と充電器がセットになったものでしたが、当時はライト本体のみでも購入できました。(今は販売していないところが多いのでわかりませんが)

Olight製の18650バッテリーです。バッテリーは+端子がボタントップ式で、容量は3600mAhです。

Olight M3XS-UTのレビュー充電器

この充電器は18650バッテリーだけでなく、いくつかの種類のリチウムイオンバッテリーを充電できるようです。

充電器用のACアダプターです。出力は12V1Aです。

付属している説明書には、充電器とライト本体の二種類の説明書がありました。どうやら充電器は単品でも販売されているもののようです。説明書は日本語で書かれていませんが、モードの説明などは図で表してあるので英語が読めなくても大丈夫かと思われます。

Olight M3XS-UTの本体外観

本体は、ヘッド部の大きさが63mmと太めなため、持ち手の部分は細長く見えますね。全長は延長していない状態で211mm、延長した状態で245mmほどあります。パッケージごと持ち運ぶのが良いと思います。持ち手の太さは、他の18650バッテリーを使用するライトと同じくらいで、粗めのローレット加工(マス目の模様みたいなもの)が施されているので持ちやすいです。

ボディ表面の仕上げはHA3塗装がされているため、多少手荒に扱っても塗装ハゲは起こらなそうです。

アンチロール用の加工はされておらず、「製品外観4」画像にあるタクティカルリング(ストッパーのようなもの)を取り付けずに横にした状態で置いておくと転がってしまうので、保管する際はライトを立てて置くのがいいと思います。

重さは、公称値は255gで、私のものは258.8gでした。
ヘッド部が大きいので、電池を入れた状態でもヘッド部の方が若干重い感じがします。

テールキャップとボディを繋ぐネジは角ネジになっているので、強度の心配はいらなそうです。 ライトによってはテールキャップが異常に硬くて回しにくかったりもするのですが、このライトのキャップはとても回しやすいです。ネジ部にはあらかじめグリスが塗ってありましたが、Oリングのところには塗られていなかったので、Oリングの劣化を早めないためにもグリスを塗っておくと良いと思います。

ストラップホールのついた刀のつばのような形をしたタクティカルリングは取り外しが可能です。エクステンションチューブを付けた際、少し邪魔になるので外せるようになっているのだと思いますが、取り外す必要性はないのでこのままで大丈夫そうです。タクティカルリングの下にはOリングがついています。おそらくタクティカルリングを固定するためのものだと思いますが、本来の用途はわかりません。

電池のプラス側の接点には金メッキが施されたスプリングが、マイナス側には同じく金メッキが施されたスプリング入りの端子が接点に使われています。スプリングが両端子に使用されているので、若干ですが電池への衝撃を緩和してくれそうです。

Olight M3XS-UTのレビューヘッド部

遠方照射系のライトなので、ヘッド部は大型です。
Olight公式サイトの説明によると、レンズには耐擦傷性、ビーム強化性、防雲性を上げるために3種類のコーティングが施されているようです。
また使用されているレンズは透明度が高いのか、正面から見るとレンズが無いような感じがします。(ほこりがついていない状態であれば)

リフレクターには、深めの鏡のようなスムースリフレクターが使用されています。鏡面はとてもきれいです。

Olight M3XS-UTのレビューLED

LEDにはXP-L High Intensityというものが使用されています。
XP-L High Intensityは普通のXP-Lと違い、LEDの素子を囲うドームがないため、光源の大きさがより小さくなり、中心光の範囲をより狭く明るくすることができます。

ヘッドが大きいためLEDがとても小さく見え、最初はこんなので遠くまで照らせるのかと思ってしまいました。

スイッチはテールスイッチとサイドスイッチがあります。サイドスイッチは樹脂製スイッチボタンで、中心に低電圧警告用のインジゲータがついています(電池残量が低下すると赤く点灯)。基本的にテールスイッチはON/OFFができるメインスイッチ、サイドスイッチはモード切り替え用のスイッチになっています。

サイドスイッチの感触は適度なクリック感があります。半押し操作はできません。
テールスイッチはフラッシュライトで良くあるようなオルタネイトスイッチ(押し込むとONもう一度押し込むとOFFになるもの)にゴムキャップのついたものです。テール部は逆手持ちした時にも押しやすいように、親指があたる部分が凹んでいます。

Olight M3XS-UTの仕様

使用LEDCree XP-L High Intensity
モードHighモード:1200lm/5min + 720lm/55min
Midモード:600lm/1.5h
Lowモード:80lm/12h
Moonlightモード:3lm/360h
Strobeモード:10Hz/1200lm
最大到達距離1000m
耐衝撃性1m
防水性能IPX-8(2m)
本体材質aircraft-grade aluminum
重さ255g(電池なし)
大きさ211mm(全長)*63mm(ヘッド部直径)*25mm(持ち手直径)
使用電池CR123Aバッテリー3本か4本 または 18650バッテリー2本

Olight M3XS-UTの使用してみて

操作方法

操作方法は、テールスイッチを押し込んで点灯、消灯ができ、点灯した状態でサイドスイッチを押すと、Lowモード→Midモード→Highモード→Lowモード….というようにモード切替ができます。
また、点灯した状態で1秒間長押しするとStrobeモードになります。
メモリー機能があるので、消灯時のモードが次回点灯時のモードになります。
(Strobeモードもメモリーされるので注意)

テールスイッチ半押しで間欠点灯。連続で2回半押しするとHighモード固定(サイドスイッチを押してもモードは変更できない)で点灯し、3回半押しするとStrobeモード固定で点灯します。サイドスイッチを押した状態でテールスイッチを押し込むと、Moonlightモードで点灯します。(こちらはモード変更可能)

照射テスト

配光テスト

Olight M3XS-UTのレビュー距離10cm 1目盛り5mm

中心光と周辺光の境目がはっきりしていますね。遠方に光が届くように光が拡散しないような作りになっています。

比較画像を見るとわかると思いますが、M3XS-UTは光の色が黄緑色っぽくなっています。
これは不良品というわけではなく仕様のようですが、ちょっと残念です。

屋外照射

ライトを手で支えているため、手ブレがあります。
また、Moonlightモードはカメラで撮影できなかったので割愛しております。ご了承ください。

まずは近距離(おおよそ5m)のモード別照射画像です。

続いて、中距離(おおよそ30m)のモード別照射画像です

 

試しに遠くの鉄塔をを照らしてみたときの画像です。

Olight M3XS-UTのレビューHighモード

 

Olight M3XS-UTの総評

Olight製のライトはいくつか使ったことがありますが、どのライトもレンズの透明度や表面加工の品質が素晴らしいと思いました。品質の観点から考えてみると、ライトのメーカーとしては上位のものになるのではないかと思います。もちろんその分値段も高いですけれど… あとは耐久性ですが、これについては今のところ何とも言えません。2年前にこのライトを手に入れ、使用していますが(といっても毎日使用しているわけではなく、山に行ったときに点灯して喜んでいる程度ですが)、今のところLEDが劣化したり、スイッチの接触不良が起きたりはしていません。

入手当時は私にとって初めて遠射系のライトでしたが、開封して点灯テストをしたとき、想像以上に遠くまで照らせて驚いていた記憶があります。ライト名に「槍」 という名前がついるのが納得できるほど光が遠くまで届きます。1000m届くなんてスペック詐称だろうとライトが届く前は思っていましたが空気が透き通っている日は本当に1000m届きそうですね… 1200lmという明るさも遠射系のライトの中では上位のものになるのではないかと思います。暗いところでHighモードで点灯していると、中心光がとても明るいからなのか、照射された光の軌跡がよく見えます。
ヘッドが大きいので少し重いですが、ずっと持っていると疲れるというほどでもないので気にする必用はないと思います。それでも気になってしまう方は、ショルダーストラップを自作してみるといいかもしれません。

当たり前かもしれませんが、遠射系のライトは少なくとも屋内で使うものではないです。周辺光はありますが、手元を照らすときは中心光が眩しくて目がくらんでしまうかもしれません。
とは言っても、このライトが悪いのではなく、遠射という用途に合った使い方をすれば全く問題はありません。ただ、このようなライトは使う人が限られてしまうと思います。ライトマニアの人や狭い範囲でもいいから遠くを照らしたいという人、どこまで光が届くのか見たいという人といったもの好きな人くらいしか使うことはないと思います。

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